一人考える時の事

横になって、何か考え事をするとして、声に出してつぶやくのではないので、あるいは文字として映像が浮かぶわけではないので、そのとき言葉はどこにあるのだろうか。
からだ全体を響くのでもなく、遠くで鳴っているのでもなく、無音にして無映像。不在の言語。
自分は、自身とぴたりと重なりながら、果てしなく遠いのでもなく、単にどこにもいないだけ。