ドッペルゲンガー

アカルイミライは劇場でも見て、レンタルでも見て、いいね、いいね。だったのに、今回は煮え切らない。ドベルアイズのごとく、意志に反応して作動する機械に身を預けた、永作の笑いも、自身のドッペルゲンガーを殺りく後に、狂気へと至った役所広司の笑いも、イカレきっていないのです。あの笑いでどこかヤバい場所へ飛んでいかなくては、この映画に潜むべき、恐ろしさ、には到達出来ないんんじゃないか。そんな風に思うわけです。

金曜日は、青山真治「秋声旅日記」。「月の砂漠」はまだ、くすぶったままです。