デジカメの連射モードが楽しくて、撮りまくる。
512Mがあっという間。
撮るに足らないものが次々、画像の中に立ち現れてくる。
写真と映像の中間地点。
静物が運動する。実はこちらが歩いているだけだけれど。
ひとつの絵に、16の視線が現れる。少しずつズレている。
対象を決めるのはもちろん自分の視線だけれど、ノーファインダーだから写り込むのは自分の目の位置からは少し離れたところにあるカメラからの視線。
デジカメはそこがいい。
撮る方はカメラと対象との関係を外から見ている。
ひとつのものが、16の別々なものに複数化される。
同じでありながら、同時に違うもの。